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財団ホーム深川江戸資料館常設展示
深川江戸資料館は、江戸時代末期、天保年間頃の深川佐賀町の町並みを想定復元した「情景再現、生活再現展示」です。
町並みには、表通りの大店と白壁の土蔵、船宿のたたずまい、そして猪牙舟の浮かぶ掘割には火の見やぐらが影を落としています。一歩路地を入れば長屋が並び、そこには庶民の暮らしがあります。
時代や場所だけでなく、そこに住む人々の家族構成や職業、年齢までを細かく設定し、それぞれの暮らしぶりにあった生活用品を展示してあります。
深川の大店といえば、木場材木問屋、米問屋、そして干鰯・魚〆粕・魚油を扱う問屋でした。佐賀町は隅田川河口にあって大船の出入りに便が良く、小名木川の水運もありこうした大店と倉庫が並ぶ町でした。
井戸と共同便所、ゴミ溜め、お稲荷さんがある長屋住民の共有スペースです。
火の見櫓の下は広場です。よしず張りの「水茶屋」は今の喫茶店。そばには、江戸時代のファーストフード、天麩羅の床店と二八そばの屋台があります。
木場で働く職人らしく、大鋸や鳶口、大工道具が置かれています。箱膳は夫婦二人分、女房の化粧道具もあります。
八百屋と舂米屋の間の長屋木戸をくぐると、裏長屋の生活空間です。路地をはさんで両側に長屋が並びます。
船宿とは、もともとは船で遊びに行く客を送り迎えするところでした。展示室では、堅実な「升田屋」と派手な「相模屋」という設定です。