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第37回時雨忌全国俳句大会 関連イベント

記念講演会「おくのほそ道の読み方ーいま『芭蕉』とは」講演会

詳細

講師:宮坂静生
開催日
2018年10月7日(
開催時間
14時00分~15時30分
会場
芭蕉記念館 1階会議室

イベント内容

時雨忌(松尾芭蕉の命日)にちなみ、記念講演会を開催します。

「おくのほそ道の読み方ーいま『芭蕉』とは」

おくのほそ道の旅は、元禄2年8月で終わっているが、旅の紀行文が書かれたのは、4年後、元禄6年夏「閉関」(誰にも会わないで1ヶ月間家に籠る)の頃という。
そこには、芭蕉が到達した生涯の死生観が込められている。
芭蕉は和歌の伝統を踏まえて、長編詩俳諧歌仙(『猿蓑』など)を完成させると同時に、最短詩俳句(「荒海」の句など)を独自な文芸として発足させた。それはおくのほそ道の旅にあって、都鄙意識を超えた、東北・北陸の地貌に触れてはじめて成し遂げた、命がけの大仕事であった。
その過程を知ることは、俳人に新しい示唆を与えてくれます。新見を交えてお話ししたいと考えます。
記念講演会 講師宮坂静生
俳人、「岳」主宰、信州大学名誉教授、時雨忌全国俳句大会選者

昭和12年長野県生まれ。
富安風生・藤田湘子に師事。
産経新聞俳壇選者。現代俳句協会特別顧問。
第45回現代俳句協会賞。第58回読売文学賞。第15回みなづき賞。
句集『全景 宮坂静生』『噴井』など。
著書『子規秀句考』『語りかける季語 ゆるやかな日本』『季語誕生』『季語体系の背景 地貌季語探訪』『沈黙から立ち上がったことば―句集歴程』など。

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