双葉山と並び、昭和を代表する大横綱「大鵬」。優勝は史上2番目の32回。2度の6連覇をはたすなど、前人未到の記録を残しました。大鵬こと納谷幸喜氏は永年江東区に住み、名誉区民第一号となっています。また、没年の平成25年には、その功績により国民栄誉賞を受賞しました。このコーナーでは、化粧まわし、優勝賜杯のレプリカ、手形・サイン、写真、髷などのゆかりの品々を展示し横綱大鵬の足跡をたどります。
横綱推挙状
髷
忍の額
化粧まわし
昭和15年(1940年) | 5月29日、旧樺太(現・ロシア領サハリン)で生まれる。本名納谷幸喜 |
---|---|
昭和31年(1956年) | 北海道・弟子屈高校を中退し、二所ノ関部屋に入門。9月場所16歳で初土俵 |
昭和34年(1959年) | 5月場所、十両入り。「大鵬」と改名 |
昭和35年(1960年) | 1月場所、新入幕。11月、九州場所にて初優勝。 場所後、20歳で大関に昇進 |
昭和36年(1961年) | 7月場所、9月場所と2場所連続優勝し、柏戸と共に21歳3ヶ月、当時史上最年少で第48代横綱になる。 以後10年間にわたり横綱を務める。 |
昭和44年(1969年) | 30回優勝を記念して相撲協会より一代年寄“大鵬”の名跡を贈られる |
昭和46年(1971年) | 1月場所、32度目の優勝。5月、引退発表。 10月、国技館で引退相撲 独立して「大鵬部屋」(現在の大嶽部屋)を設立し、後進の指導にあたる |
昭和51年(1976年) | 日本相撲協会役員待遇、審判副部長となる |
昭和52年(1977年) | 脳梗塞で倒れたが、闘病の末に回復 |
昭和53年(1978年) | 日本相撲協会の理事就任、地方場所部長となる |
平成17年(2005年) | 空席だった相撲博物館館長に就任 |
平成20年(2008年) | 日本相撲協会を退職 |
平成21年(2009年) | 江東区名誉区民第一号になる |
平成25年(2013年) | 1月19日、慶応病院にて逝去。享年72歳。 同月、国民栄誉賞が授与される |